どのような方がアクセスしますか?

生産工場などで、このようなシステムの場合、アクセスする方はほぼ間違い無く「特定」の方かと思います。
 
しかし、「マラソン」や「駅伝」競技などの実況記録データの配信をする場合は如何でしょう?
記録データ計測するのはFA関連の計測器です、そして記録をモニターするのは「不特定多数」の方になります。
 
会員登録などでログインして利用したとしても「不特定多数」の方によりアクセスには違いがありません。

不特定多数によりアクセスの場合「VPN方式」は使えません

予め設定された「特定の方によるアクセス」であればVPN方式による構築も可能ですが、不特定多数によりアクセスの場合VPN方式では出来ません。
 
逆にクラウド方式であれば「特定の方のアクセス」でも「不特定多数の方のアクセス」でも構築可能です。

VPNの汎用性を追求するとクラウド限りなく近い

最近では、携帯電話から利用出来るVPN方式も提供されているが、携帯サイドで動作するアプリケーションの問題で結局はブラウザ上で動作させるしか方法が無い。
 
結局、VPNにアクセスできたとしても、ブラウザで動作させるのであれば、クラウド方式と何ら操作性が変わりません。
つまり、パソコン、タブレットPC、スマートフォン、携帯電話でアクセスするのでむしろクラウド方式のほうが無理がありません。
 
むしろ社内のオンプレミスシステムにログイン出来るわけですから、それだけセキュリティも心配になります。
この辺りの事情はスマートフォンの普及と共に徐々に様変わりするとは思いますが、端末サイドで動作するアプリケーションは後の動作環境への適応の問題が発生しますので、難しい問題です。